2024年1月1日月曜日

【私見186%】VRC用PCのCPUをCore i9 13900KからRyzen 7 7800X3Dに変えてみた感想【2024年1月版】

 2024年ガジェット系で記事投稿するネタがなさそうなのでCPUネタをぶん投げておこうと思います。
一時期DDR4:128GB環境だったCPUを断捨離目的で64GBにしてしまったのが原因で、微妙にメモリ使用量がギリギリになっていたのが気になったのもあり、1枚でより大容量のメモリが使えるDDR5環境に興味が出たのとRyzen X3Dモデルに触れたことがないので買ってみました。

CPUが5万/MEMが5万/マザボが4万くらい

なんでDDR5 7200MhzじゃないのとかAMD環境なのにEXPO対応メモリじゃないのとかそういう自作PCオタクみたいなツッコミは不要です()
どっちかと言うと気にしていたのはPCIスロット配置で、最近のハイエンドグラボって3.5スロット占有だったりするので利用可能なスロットが限られてきたりします。

3.5スロット使うGPUだと最下段のみ利用可能()
大体の売れ筋のアッパーミドルからハイエンドマザーボードって大体↑みたいな配置が多いんですが、そんな高いの買う人ってグラボも高いの買うと思うんで各社色々考えて欲しいです

今時のゲーミングPCって配信とかの利用も想定されると思うんですけど、そうなると最下段のスロットにキャプチャボード刺して終わりです。ライザーケーブル使え(?)とかそういうのはよくわかりません。
お高いCPUやGPU買っても拡張性がほぼないマザーボードだと色々辛いってのが環境を変えたかった最大の理由でした。

RTX 5090はクーラーのレイアウトが現状と変わりL字型になるとか色々噂されてますが、RTX 4090で当初言われてたTGP 650Wサイズでまた来る場合は3.5スロット以上になるのは確定かなと考え、4スロットグラボ突っ込んでも大丈夫なスロットレイアウトのマザーボード探してみました。
※あと可能であればM.2 SSDが4枚以上刺さるやつ

光物は少ないけど条件満たしてる💡

GIGABYTE X670 AORUS ELITE AXっていう昔好きだったマザーボード出してたとこが唯一選択肢に挙がりました。
X670(X670E)やB650のマザーボードってたくさんあるのに、B650はM.2が基本的に3枚しか刺さらなくて、4枚標準で刺さるX670やX670Eのマザーボードでこの配置してるのがほぼないってのさすがに業界の闇を感じました。
ライザーケーブルが嫌いってわけじゃないのですが、3スロット以上のグラボをケースのサイドパネル付近に設置するとフレッシュエアーが当たるわけじゃないので、側面の強化ガラスをめっちゃホットにしていくだけになるんですよね😂
PCIスロット側を潰して縦置きすると、今度はPCIスロットにキャプチャボードとかTVチューナーとかが一切刺せなくなる。悲しい世界です。
 
また、 Z690 TUF GAMINGからこちらのX670 AORUS ELITE AXへ変更で最も違いを感じたのはバックパネル部分のUSBポート数になります。
USB2.0ポートにマウスとかキーボード接続で余裕が出来る
マウスやらオーディオインターフェースやらウェブカメラやらとまだまだUSB 2.0機器はたくさんあるので、単純にポート数が増えたのは色々助かります🌈
オンボードオーディオはスペックシート上では音質も向上したように見えますが、未だに10年以上前のハイエンドオーディオインターフェースには遠く及ばない分解能で、デジタル出力とかアナログ出力とか個人的に不要なので ここら辺はテスト用って扱いが強いように思います🙌

とりあえずマザーボードは決まったので、次はCPUをどうするか問題だったのですが、正直言ってすごく迷いました。
来年の10月以降にAMDが新チップセットを発表する事を情報として掴んでいたのと、CPUのロードマップだと2024年にRyzen 8000番台のX3Dモデルが出る事を発表していたためです。
じゃあそこまで待てばいいじゃないのって思った方もいると思うけど、今回購入したRyzen 7 7800X3Dは2024年1月1日時点で5万切ってるのにi9 13900Kと同等かそれ以上のパフォーマンスをゲーム(VRC含む)で発揮すると謳われているから気になっていたんですよね。

冷静に考えて13900Kと同等のゲーミングパフォーマンスでこの値段はおかしいんだ🤓

どっちかと言うとインテルファンボーイ寄りなので、またAMDスキーの方が大袈裟に騒いでるんだろくらいの気持ちでした。
この7800X3Dと悩んでいたのが、7800X3Dを2コイチにした7950X3Dで、こちらも価格が2~3万ほど落ちて10万切るくらいになってました。
ただ、こちらは発売前にL3キャッシュが256MBのものを見た気がするので、実際はその半分になってしまった現状見送った過去もあり今回はお安い方にしました。


~12時間くらい使ってみた感想~
ここからは箇条書きで書きなぐっておきます🎈

①Core i9 13900Kと同等かそれ以上のfpsが出てる気がする
こればっかりはfpsVRでログを溜めないと判断が難しいのですが、近しいfpsが出てるのは使ってみるとわかります。
13900Kと違う感じがするのは、ミラーやパーソナルミラーをつけた際で、一気にHMDに設定したfpsの半分の値に落ち込むってより多少中間fpsで粘ってたりします(環境によって変わるのでいつもではないです)
※HMDはVIVE Pro 2(内部解像度2500x2500くらい)でRTX 4090環境での話です

②Core i9 13900Kと同等の使い勝手の良さはない
分かってる人向けCPUなんて各所で紹介されるのを見る8コアのX3Dモデルですが、ゲームしながら配信もしてDAWも立ち上げてとか色々同時に使う人にはあまり向かないです。
16コア32スレッドクラスのCPUから8コア16スレッドのCPUにコア数としては半減してる形の変更でしたが、VRCプレイ時のCPU使用率は大体2倍になります。
40~70%弱がVRCに持っていかれ、裏でも重たい事したいよって人には向かないので、2台目のPCを用意するかプレイ時は控える等してあげると本来のパフォーマンスが発揮できると思います。

③CPUのピーク消費電力が低いので空冷でも使えるのはGood
これ落とし穴があるんですが、CPU消費電力が低い=VRMがアツアツになりづらい=A6xxシリーズの安マザーボードが使えるってわけじゃないです。
ググったらわかるので調べておいた方がいいです。


~Ryzen 7 7800X3Dは他人におススメ出来るの(?)~

32コアから変えるとスッキリして見える💨

①なんでも1台で出来る多コアCPUではない
②DDR5メモリしか使えない
③新規インストールしないとベンチマーク結果が落ちる事がある
④AM5ソケットはAM4ソケット同様にAMDサイドも長期サポートしたいと言ってる

①に関してはこちらの記事でも再三述べてますが、例えばDAWでシングルスレッド性能の求められるAIボイチェン動かしたいとかCPUのリソースを喰うような利用用途だと大人しく7950X3D買った方がいいと思います。
ただし、7950X3Dはとりあえずポン付けで使える7800X3Dと違って色々設定しないといけない事が増えます(ググってください)

②これも昔はDDR5メモリが高かったので言われていた事ですが、最近はかなり安くなってるので2万ちょっと出せば32GB×2枚構成のメモリが買えます。
どうしてもDDR4じゃなければいけないとか、マザーボード入れ替えると腰痛が爆発するって方以外は問題でもないかなと思ったりします☘

③こちらまだ検証できていないのですが、アップグレードでもなく新規インストールするとマルチスレッドのベンチマーク結果が向上するようです。
L3爆盛の特殊なCPUなのでありえそうですが、これなんとかなりませんかね(?)

④大した性能も使い勝手も変わってないのに、ソケットを2世代で変えちゃうIntelとの大きな違いでアドバンテージだと思うので、AM4の時と同様に4世代くらい頑張ってサポートしてくれるかなって気持ちです。
最悪Ryzen 9000番台までの3世代までは頑張ってみて欲しいです。

2023年6月22日木曜日

【メッシュWi-Fi】家のネットワーク環境を色々と変えてみた話【Wi-Fi 6】

書き出しに いつもだけどお久しぶりです。
引っ越してからほぼ年中暑いので引きこもりが捗っております。

現在戸建てに住むようになったので、それまでの環境よりもネットワーク周りを見直したく思ったのと、メッシュWi-Fiなるものに興味が出たのでルーターを2台追加購入し導入してみた備忘録です。


<メッシュWi-Fiってなに???>
なんか昔からWi-Fi中継機とかあったし、部屋のどこでも繋がるように出来てたと思うけど何が違うのってところからスタートなのでめっちゃ調べました。

1.Wi-Fi中継器との違い
・Wi-Fi親機-中継機-中継機など数珠つなぎの接続は不向きなものが多い(機器同士の接続が有線の場合を除く)
・Wi-Fi親機と中継器の間で電波を取り合うところがある場合、SSIDを同一にしていないとシームレスに切り替わらず、切断からの再接続祭りになる
・親機と中継機の間で電波を取り合うところはなるべく狭くした方が取り合いせずいいので、出力調整などをする必要が発生する

2.メッシュWi-Fiのメリット
・中継機を利用した接続だと親機の方への負荷が大きくなるが、メッシュWi-Fiの場合は接続してる機器に負荷を分散しやすい
・各ルーターを有線接続でのメッシュWi-Fi構築が可能なので、回線速度の減衰や品質の低下が起こりづらい
・メッシュWi-Fi同士の接続間で指定した接続先よりもいい接続環境の機器がある時にメッシュWi-Fiは自動的に切り替えてくれる(故障した機器がある場合の迂回接続対策にも使える)

1と2を読んで頂ければわかりますが、中継機+同一名SSID環境をよりよくしたものがメッシュWi-Fiという事ですね。
最近の高価格ルーターやゲーミングを謳うものって大体CPUコア数が3コア~4コアとなっていて、Wi-Fi 6登場前にスタンダードだった2コアのルーターは低価格帯に落ちてるので、親機がそういったハイエンドモデルであれば中継機利用でもいいと思いますが、大体そういうものってメッシュWi-Fi対応してたりします。

例えば、自分が以前の環境で親機として使っていたASUSのルーター
ASUS RT-AX86U
これも2020年くらいに発売のWi-Fi 6対応ルーターですが、メッシュWi-Fiに対応しています。
ASUSのルーターは同型機で環境を構築せずとも同じくASUSより販売されていてメッシュWi-Fiに対応しているものであれば環境構築が出来るとの事なので追加で購入しました。

ASUSのメッシュWi-Fi(AiMesh)対応製品は下記より調べられるので、予算や求める性能と相談して調べるといいかも知れません。

ASUSさんは搭載されてるCPUのコア数やメモリ量なども公開されてるので、ハイエンド帯にあたるRT-AX86UがCPU4コアでメモリ1GBと確認できました。そして、大体ミドル帯のゲーミングと謳われてるものがCPU3コアにメモリ512MBのものが多かったので、そちらを基準にして揃えました。

ONU-RT AX86U【1F】-(無線バックホール)-TUF AX 3000【階段】-(有線バックホール)-RT AX82U【2F】

上記の感じで階段脇と2Fの自室に追加で設置しました。
←階段脇 2F自室→
親機から中継役のTUF AX-3000は間に遮蔽物がほぼない状態で距離にすると5m前後の位置にありますが、下図のように速度的にも全く問題ない速度で常時接続されています。
画像右下のPHY速度を確認
 
 
<Wi-Fiルーターを設置する際のポイント>
一番大事な事を書き忘れてました()
とりあえず追記しておきます🎈
 
1.外付けアンテナがある場合、電波の広がるイメージを掴んでおく
まず、Wi-Fiの電波がアンテナからどういう風に飛んでるかを知っておいた方が色々と捗ります。 
ざっくり言うと、アンテナから見て平面的に円状に広がっていくイメージで、アンテナを立てれば横方向に広がっていき、アンテナを寝かせると縦方向に広がるイメージになります。
2.有線バックホール or 無線バックホール???
ASUSメッシュWi-Fiのバックホール接続は、Wi-Fi 5Ghzか有線LANのどちらかを優先ないし自動的にする選択は出来ますが、無線ベースで構築する場合で話を進めます...
2.4Ghz帯Wi-Fiを無効化すると強制的に5Ghzでしか繋がらないようにできるようです
2.4Ghzと違い5Ghzでの通信は高速ですが、鉄筋コンクリートの壁や床などの遮蔽物が多いとすぐに電波が減衰してしまいます。
(遮蔽物がない状態でスマホなどをルーターと真逆の向きにした状態で大体10m離れるとアンテナ本数が減ると思います)
 
なので、1Fから2Fへと繋げる際は有線でのバックホール接続かそれが難しい場合は1Fのルーターの位置と2Fルーターの位置を上下に合わせてアンテナを寝かしておくといいかも知れません。
当方の環境では床を挟む形+1Fを広範囲にカバーしたかったので、1F(階段)から2Fへは有線バックホールで接続しました。
Buffaloさんのサイトの方だとより詳しく設置についてのTipsが載っているので、下記も一緒に目を通してみるといいかも知れません。
 
 
3.無線バックホール利用時はトライバンド機推奨(?)
当環境で10~15台の機器を繋いでみて通常利用をしてみたところでは必ずしも必要に感じませんでした。
ただ、無線バックホール用に親機・子機ともにトライバンド機を利用するのは有用なはずなので、予算的に余裕のある方は検討してもいいと思います。
予算的に厳しく、フラットLANケーブルを使っての各部屋への引き込み・壁にLAN差込口がある場合は、有線バックホール環境を構築する事で無線バックホール用帯域を意識したトライバンド機に拘らなくてもいいと思います。
 
 
<回線速度の変化>
どちらの環境も遅めの速度が出てる際のスクリーンショットになります。
旧環境(画像だと↑)と現環境ともに子機(サテライト)まで無線バックホール接続で設置場所も同じになりますが、旧環境の方はサテライトの方が2.4Ghzで繋がったり5Ghzで繋がったりで回線速度のブレがかなり酷く、定期的に再起動させていても週に1度予期せぬタイミングで通信不能な状態になっていました。
ASUSルーターのメッシュWi-Fi環境構築後は再起動せずともそのような状態にならず、1Fから階段脇までは常に5Ghz無線バックホール接続になっており、速度のブレ幅が少なく利用できています。

(2023.07.26追記)
ONU-RT AX86U【1F】-(有線)-スイッチングハブ-(有線)-RT AX82U【2F】
                                                                           (有線)-RT TUF AX 3000【2F】
1Fより全て10Gbps対応Cat.6a以上のLANケーブルにて接続した環境に変更しました。
その際気になった点を下記にまとめます。
 
1.LANケーブルにはUTP(シールドなし)/STP(シールドあり)の2種類がある
オーディオ機器だとケーブルに使ってる素材よりもシールド処理の重要さが問われてるのですが、金属シールドがある事によって帯電減少が起こりノイズの元になってしまう事もあるそうです。
Cat.6a(一部)/Cat.7・Cat.8がSTPケーブルになるので比較してみましたが、誤差レベルの違いしかなさそうなのでこちらは気にしなくてもよさそうです。
電磁ノイズ対策と言えばフェライトコアで、オーディオケーブルだけでなくプリンタケーブルや映像・USBケーブルに取り付けるだけで効果が出ることもあるのですが、これをLANケーブルに取り付けてみてもおもしろそうです。

2.STPケーブルはUTPケーブルに比べて多少太くて固い
基本的にLANケーブルはフラットタイプやスリムタイプよりもストレートタイプがノイズにも強く耐久性もいいとされていますが、シールド処理がある事によってCat.7のフラットタイプLANケーブルは気持ち取り回しづらくなってると思いました。
ただ、壁に固定してしまえばふにゃふにゃでない分綺麗にまとめられると思います。よじれとかは綺麗にするの大変でしたが...

3.LANケーブル延長コネクタを使用する場合はカテゴリーが同じケーブル同士で繋ぐ
当たり前だろってなるのですが、テキトーにカテゴリが違うケーブルを繋ぐと接続元がどのようなケーブルで接続してるか誤判断し、100Mbps以上の速度が出なくなる現象を再現出来ました(ルーター再起動で直る)
現時点でLANケーブルを購入する際は、10Gbps通信可能なCat.6a以上(Cat.6a準拠は避ける)で購入する方がいいと思いますが、ルーター間ケーブルのカテゴリーも合わせておいた方がいいと思います。
※LANアダプタの設定を変更する事で回避できましたが、機器によってはこのような回避方法が使えないのでケーブルの規格は合わせた方がいいかもです。



<メッシュWi-Fiを使ってみての所感>
1.電波強度などを気にせずともSSIDの切り替えがスムーズ
1Fから2Fまでスマホを持ちながら移動しても、ガチガチに構築した中継機環境にほぼ近い感じでSSIDが切り替わる為ほぼ常に電波MAX状態です。

2.無線バックホール接続でもきちんと5Ghz接続で1000Mbps以上の速度が出ていれば有線(バックホール接続)とほぼ変わらない
RT-AX86UとPCをWi-Fi 6接続で通信させたときにも思いましたが、今のWi-Fiって普通に速いし安定しています。最終的には全ての区間を有線バックホールにする予定ですが、別に今の環境でも特段困ることはないように感じています。

3.ELECOMのメッシュWi-Fiよりは安定してる
越してきた時からELECOMさんのメッシュWi-Fiにはお世話になっていましたが、TUF AX-3000と同じ位置に設置しているのに関わらずいきなり落ちるという事が週1でありましたが、ASUS環境で構築したところ一切ありません。ありがとうございました。


<まとめ>
導入してよかった事しかないので、1年くらいELEC〇MのメッシュWi-Fiでもいいかなと思ってた自分に教えてあげたいです。
ただ、うちにはWi-Fi 6機器がPCについてるマザボWi-Fiくらいしかないので、Wi-Fi 6機器で使えるOFDMAという同時通信の高効率化にあやかれなかったりするのですが、そこはスペックでゴリ押そうという感じに考えています。
ASUSさんのルーターを購入した際にファームウェアが古い場合、メモリの破損を引き起こす問題が報告されているので、Web UIより確認してみることをお勧めします。

また、Web UIよりアップデートできない場合は、メジャーバージョンへのアップデートに対応していない古いバージョンを使用されている可能性もありますので、対応製品のHPよりこのような一文がないか確認してみるといいかも知れません(RT-AX82Uの場合の例)
いきなりメジャーバージョンアップに非対応の場合があります



2022年11月6日日曜日

【私見286%】VRC向けのPC構成を考える【2023.7月時点】

 ググってもふわっとした内容の記事が多いので自分なりの所感をまとめておこうかなと思い記事にしました。
実際に自分がハイエンド構成を使わないと見えてこない事が多いゲームなので、仮にそういった記事を投稿されている方がいれば、どういった構成を使ってきているかを見るとより参考になるかもしれません。
 
一応自分のPC構成の変遷としましては...
 という感じで、一度に構成をガラッと変えるのではなく、CPUだけ上位にしてみたり、CPUそのままでGPUだけ上位にしてみたりと、VRCでのfps低下防止に何が大きく影響を与えているか見ていました。
 
それを踏まえたうえで、PCを構成する主なパーツでVRCのパフォーマンスに影響を強く及ぼすものとしては...
 
①CPU
②GPU(グラフィックボードorグラフィックカード)
③メモリ
+電源について

上から順にVRCでのfpsへ影響力が大きいものを並べてあり、これらを選ぶ上でどういう視点で見てこういうのがいいよというのを簡易的にまとめさせてもらいます。
VRChatは他のゲームと比べ、CPU・GPU最適化という面ではほぼ期待できないです。
簡単に言えば、マシンパワーでぶん殴るゲームだと考えてもらって結構です。
これを踏まえ、ずらずらと書きなぐっていきます。

①CPUについて
基本的に確認する点としては、動作周波数(クロック)・コア数・L2/L3キャッシュ・CINEBENCHでのシングルスレッドスコアの4点になります。
 
自作とゲームと趣味の日々さんの記事より画像をお借りさせて頂いて説明を進めさせていただきます。
 
始めに動作クロックについてです。
橙枠で囲ってあるところを見て、基本的に高い数字になっていればいい感じです。
また、赤枠で囲った単コア最大の項目ですが、文字通り1コアのみを全力動作させたときは〇Ghzという事になります。VRCプレイ中は1コアのみ全力で動くことはほぼありえないので、こちら無視して問題ありません。

次にコア数になります。
青枠で囲ってあるところを見て頂くと、〇C〇Tとか書いてあります。
1番右のRyzen 9 7900Xを例にすると、12コア24スレッドという意味合いになります。
物理的なコア数は12ですが、1つのコア当たりで2つの処理を行うのでスレッド数は12×2の24スレッドになっている感じです。
 
1番左とその隣のi9 13900Kとi9 12900KはP-Core/E-Coreと項目が分かれていますが、PはパフォーマンスでEはエフィシエント(省電力)の意味合いです。
IntelのCPUは第12世代からこのPとEのコアをかけあわせた構成になっているのでややこしいですが、ゲームパフォーマンス的にはPコアのみを確認する形で大丈夫です。
 
1番右とその隣のRyzen 7900XとRyzen 7950Xについては、コア数がそれぞれ12コア/16コアとなっていますが、こちらも注意が必要です。
ザックリ説明で申し訳ないですが、9コア以上のRyzenは内部的にCPUが2個くっついてる状態になり、12コアであれば6コア×2(計12コア)で16コアであれば8コア×2(計16コア)という感じになります。

次に緑枠で囲ったL2/L3キャッシュになります。
CPUの中でデータを処理するスペースがない場合はメモリの方にデータを一時的に置く形になるのですが、CPU内部のL2/L3キャッシュに比べるとメモリはかなり遅延が大きくレスポンスが悪いです。
基本的にL2キャッシュはCPUのコア毎に割り当てられてるもので、L3キャッシュは各コア間が共有する形のキャッシュになります。
ですので、こちらの値もより多いものであるとなおいい感じになります。

最後にCINEBENCH(ベンチマーク)でのシングルスレッドスコア確認です。
ザックリですが1900pts以上あるといいと思います。
(Intel Core iシリーズだと第12世代よりでAMD Ryzenシリーズだと7000番台から)
ただし、あくまで単コア動作でのベンチマーク結果になるので、全コアを全開動作させたときの動作周波数(クロック)は高い方がよいです。
こちらはYouTubeで検索すると、各レビュアーさんが必ずと言っていいほど数値を出しています。
同じクロックでもCPU内部処理の効率がよければ、このCINEBENCHでのシングルスレッドスコアもより高いものになっていきます。
 
※レビューをとる際は基本的に何も入ってないWindowsでの測定をするのが主なので、実際に色々ソフトを走らせているとスコアは多少落ちます。その点も頭の片隅に入れておくとよいです。
 
VRCにおいてCPUが処理を担当するのはDynamic Bone(DB)やPhys Bones(PB)などの揺れ物やパーティクルと呼ばれるもので、基本的にPBの方はほぼすべてのアバターで設定されていると思います。
最初から結論を言わせてもらいますと、現状シングルスレッド性能が最高のCore i9 13900Kを利用したとしても、10~15人を超えるとCPUがボトルネックになりGPUの足を引っ張ってしまいます。
 
これらを踏まえ、表にあるCPUをよりVRC向けに特化させた動作環境を考えてみます。
 
・Intel i9 12900K/i9 13900Kの場合
Pコア(パフォーマンスコア)とEコア(省電力コア)の2つがくっついてる形になるので、ゲームの方はなるべくPコアのみで処理させてあげるといいです。

・Ryzen 9 7900X/7950X/7900X3D/7950X3Dの場合
CPUが内部的に2個くっついてる状態になるのですが、このCPU間でデータをやり取りする際に処理がモタついてしまいます。
なので、基本的には12コアの7900Xであれば6コアで16コアの7950Xであれば8コアで動作させてあげるとVRCのfpsは低下しづらくなります。

最近のVRCアップデートでVRCを動作させる場合にどのコアを使うか指定できるようになってるので、該当する9コア以上のRyzenをご利用であったり、Intel第12世代以降をご利用の方はこちらを試してみるといいと思います。
 
(2023.7.24時点)
SteamクライアントよりCPUコアのアフィニティ設定をしているとfpsが下がる現象が確認できています。現状は様子見してもいいかも知れません。 
 
 
 
②GPUについて
基本的に確認する場所としてはVRAM・シェーダーユニット数・メモリ帯域幅/メモリ転送速度とVRMarkのスコアになります。
 
PC自由帳さんの記事より一部改変した画像をお借りして進めさせていただきます。

始めにVRAM(メモリ容量)になります。
こちらはVRCをプレイしてると何かしら聞いたことがあると思いますが、結論としては最低12GBあるものを選んでおけば大丈夫です(※条件による)
条件によるとありますが、自分が大体どれくらいの人数のインスタンスにいるかであったり、使用しているHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の解像度によっては12GBでも足りないという事になります。

こちらもザックリのもので申し訳ないですが
・Valve Index/VIVE Pro(両眼解像度合計4K未満)を利用でSteamVR内部解像度100%の場合
→とりあえずVRAM 12GBあれば20~30人のインスタンスでも十分なVRAMになります。
すごく重たいアバターの方が集まるインスタンスでは20人でも足りない可能性もあります。
自身の使用しているアバターにもよりますが、VRCデフォルトホームに入った段階で6~7GBほどVRAMを使用していると思います。

・Quest 2/VIVE Pro 2/Pimax(大体両眼解像度合計4K以上)を利用でSteamVR内部解像度100%の場合
VRAM 12GBは必須です。上記の両眼解像度4K"未満"のHMDのVRAM使用量の1.2~1.4倍のVRAMを使用するためです。
こちらも自身のアバター次第ですが、VRCデフォルトホームに独りでいる状態で8~9GBほど使用しています。


次にシェーダーユニット数になります。
主に各ピクセルごとの描画処理を担当してくれる部分の数になるので、こちらも多ければ多いほどいいです。
ただし、多ければ多いほどGPUが発熱したり消費電力を必要とする要因にもなる為、より大きなサイズとなってしまいPCケースの制約が出たり、冷却にも注意をする必要が出てきたり、電源容量もより大きいものにする必要が出てきます。
 
CPUが酷いボトルネックになっておらずGPUの使用率が8~9割になっている場合、消費電力の項目にあるワット数に近い値を常に消費し続けます。
CPUの項目で挙がっているRyzenやIntel CPUとRTX 3090を利用している場合、システムの消費電力としては大体500~800Wを利用します。
 
VR睡眠をされる方は、自身が休まれている状態で何も設定をしていない場合でもGPUはほぼ全力で稼働している状態になるので、冷却ファンのへたりやメモリに貼り付けられているサーマルパッドのオイルブリード(熱伝導シートのオイル抜け)、サーマルパッド(熱伝導シート)の劣化によるメモリ温度の上昇にも気を遣い、ご就寝の際はMSI Afterburnerなどでパワーリミット制限をかけてあげるとより長くお使いになれると思います。
 
 
次にメモリ帯域幅とメモリ転送速度です。
ザックリ説明ですとメモリ転送速度が速くてもメモリ帯域幅が小さければより大量のデータのやりとりはできません。
逆にメモリ帯域が大きくてもメモリ転送速度が遅ければ性能のバランスが取れてないと言えます。
あまり気にしなくてもいいと思いますが、知っていても損はないと思うので書いておきました。
(23.07.24追記) メモリ帯域幅が狭いと高解像度環境にてパフォーマンスが発揮できないので、こちらも忘れずチェックする事をお勧めします。

最後にVRMarkのスコアについてですが、国内の自作系YouTuberさんはあまりやっていないのでPC Watchさんより探してみるといいと思います。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1446332.html
Orange/Cyan/Blueとそれぞれ3つのベンチマーク結果がありますが、VRC的にはBlue Roomをチェックするとよいです(HMDの両眼解像度的に近い値である為)
 
 
③メモリについて
容量は32GBあればとりあえず一安心出来ると思います。
BTOで購入する場合はあまり気にしなくてもいいですが、DDR5メモリの場合は転送速度が6000MHz以上のものを選んでおくといいと思います。 
これからPCを購入される方でDDR4メモリを選ぶメリットはほぼないと言えるので、DDR5メモリで6000MHz以上のものを選ぶようにしましょう。
また、基本的にメモリは2枚セットで動作のデュアルチャンネルにしてあげるとパフォーマンスが向上します。自身で自作を考えてる方はこちらお気をつけくださいませ。
シングルランクとかデュアルランクとかGear1/Gear2動作がどーのとかタイミングがどーのとか話が長くなるので、興味があるよって方はTwitterやVRCの方で聞いてみると答えられるかもしれません(?)
 
+電源について
確認する点としてはGPUの出力に利用するPCI 8pin(6+2)が最低3本(可能であれば4本)あるかどうかを基準に探してもらいたいです。
最低3本ないし4本のPCI 8pin出力を備える電源を探すと、大体850W超になっていると思います。
電源は容量が大きいほど消費電力も上がるわけではなくて、各パーツが要求する電力を供給する関係になります。また、フルパワーで動かないほど変換効率が上がると考えてもらうといいです。
8pin出力コネクタ数と変換効率も踏まえて考慮する場合、大体実消費電力が電源容量の60~70%前後になるようにすると電源変換効率がいいので、1000W~1200Wの電源を買うといいです。
(1000W超クラスだとPCI 8pinもほぼ4本ついてます)
~新規格:12VHPWRコネクタの件について~
RTX 4000番台より12VHPWRコネクタに変わり、PCI 8pinを何本も繋ぐ形ではなくなりました(PCI 8pinを複数本束ねる変換ケーブルがGPUに付属で提供の形)
ただ、こちら12VHPWR 融解とかで検索すると問題になっていることがわかると思います...
 
融解報告事例が出ている組み合わせとしては
・電源側(PCI 8pin×3 or ×4出力)-GPU付属8pin変換→GPU:×
・電源側(ATX 3.0/PCIe 5.0対応:12VHPWR出力)-GPU:×
・電源側(ATX 3.0/PCIe 5.0対応:8pin×2出力)-GPU:???
と言った感じで、ATX 3.0/PCIe 5.0対応電源とラベルがあるものでも融解報告が出てます。
 
(2022.11.10時点で)PCI規格策定団体が12VHPWRコネクタ側面ロック機構の変更を検討している話も出ており、現状先行き不明な新規格となっております(笑)
人柱erになる覚悟のない方は、RTX 4000番台を避ける事をおすすめします。
 
(2022.11.19追記)
NVIDIAより公式声明が発表され、グラフィックボードをマザーボードに接続する前に12VHPWRコネクタへ接続し、奥までしっかり差し込まれている事を確認したうえで取り付けするようお達しが出ています。
12VHPWRコネクタは上から4pin/6pin/6pin構成となっており、両端部分に固定ラッチがついてるわけじゃないので、なるべく真っすぐ刺すのは当然の事ですが、マザーボードに挿入後もケーブルに上下左右のテンションがかからないように利用することを個人的に推奨します。
また、電源メーカーのFSPさんの方では真っすぐ挿し込むのは当然の事、12VHPWRコネクタのケーブル根元より3~5cmは曲げて使用せず、ケースのサイドパネルで押し込むのも禁止するよう注意が出てるので、そちらも合わせて注意し利用していこうと思います。
https://www.fsplifestyle.com/FAQ221031-635F87CFE5B23/
 
検証などが気になる方はGamers Nexusさんの動画も見てみるといいかも知れません!
This is the best connection in the world!!
日本語で見たい方はこちら↓
 連日Redditをチェックして情報を確認してるのですが、公式声明=事実ではない可能性もあるので、自分だったらこういう設置方法は見てて恐いな~とか思ったりします...
思いっきり曲げてるし、せっかくこの時期の発売なんだからATX 3.0/PCIe 5.0対応電源使えば配線もスッキリするのになと思ったり...

(2023.07.24追記)
ATX 3.1の構想があってその中に12VHPWRコネクタ自体に変更が入り、12pin+4pin構成のうち4pin部分が短くなりきちんと接点させてないと動作しないような12V-2×6なるものが構想されているようです。
 ATX 3.0電源の販売当初はケーブル単体での製品は少なかったですが、CorsairやLian-LiやSeasonicなどより12VHPWR単体でのケーブル供給がなされているので、あまり気にせず使っていくことにしています。


 
 
<実際に構成を考えてみる>
ここからはご自身の環境(主にHMD)に合わせたシミュレート編になります
基本的にPCの構成よりもHMDは今何を使っていて、将来的にどれくらいの解像度のものに変える予定があるのかを頭の中でクリアにしておくと決まりやすいです。

また、fpsVRというソフトをSteamより導入しておくと、現状ご利用の環境でCPU/GPUのどちらがボトルネックになってfpsを低下させているのかが如実にわかります。ログもとれるのでテストしたいときにも使えると思います!
導入や利用法についての記事もあるので合わせてご覧になるとよいと思います。


・とにかくコストを抑えたい(+手持ちのDDR4メモリ/AM4マザーボードを使いまわしたい)
CPU:Ryzen 7 5800X3D / Core i7 12700K(13700K) or Core i9 12900K
GPU:RTX 3060 / RTX 4060 Ti (16GB) / RTX 4070
電源:850~1000W 
 
いや、↑に挙がってるCPUたけーよと思った方もいると思いますが、FPSゲームで言えばFHD環境で3~5年くらいは使えそうなものを列挙しています。
CPUは今とりあえず最低限使えればいいとかであればRyzen 7 5800XやIntel Core i5 12600K(13600K)とかも選択肢に入ってくると思いますが、長年使いたいのであればコア数(スレッド数)は正義です。どちらもAM4のRyzen 5800X3Dにしたり、LGA 1700ソケットのi9 12900Kや13900Kにする等アップグレードパスはありますが、安物買いの銭失いするくらいなら最初からある程度投資しておくことをおすすめします。
 
ググると爆熱だのなんだの引っかかると思いますが、ベンチマークと違いゲーム中は簡易水冷CPUクーラーを利用で大して温度も上がらないので気にしなくていいと思います。
空冷で冷やしたい方はツインタワーのハイエンド空冷(Noctua NH-D15/Deepcool Asassin III)を導入しないといけないと思うので、メモリの背が高くて干渉しないかだったり、マザーボードのVRMヒートシンクが干渉しないかであったり、そもそもケースの横幅的に入るか確認しておく事を推奨します。

・Valve IndexやVIVE Proなど現行機種を次世代GPUが販売される2024~2025年まで使っていくパターン
CPU:Ryzen 7 5800X3D or 7800X(3D) / Core i7 13700K or Core i9 13900K(12900K)
GPU:RTX 3080 (12GB) / RTX 3080 Ti / RTX 3090 / RTX 4070 Ti
電源:1000W~1200W 
 
解像度的にはRTX 3080 (12GB)やRTX 3080 Ti以上あれば十分で、RTX 3090があればVRAM使用量的には困りません。
ただし、HMDのSteamVR内部解像度を100%以上にしていくと、より性能が高いものが求められていく点に注意してください。
なぜRTX 3060を挙げないのか?という点についてですが、VRAMが12GBと同量というだけで処理速度は前世代のRTX 2060と大差ない為、GPUの処理速度がボトルネックとなる可能性が高い為です。
VRCを30人程度の人が多いインスタンスでも数秒以上止まったりしない形で最低動けばいいであったり、価格面を抑えたいという方にはいい選択肢だと思います。
VRC以外のある程度重たいゲームも将来的に遊ぶ予定があるであったり、今も遊んでいるという方であったり、ゲームはFHDで数年遊べれば十分だよとお考えの方はRTX 3080 (12GB)やRTX 3080 Ti以上にしましょう。

・Quest 2or3(Virtual Desktop:GodLike)/Quest Pro/VIVE Pro 2/VIVE XR ELITE/Pimax(大体両眼解像度合計4K以上)を2024~2025年までに導入する予定があるパターン
CPU:Ryzen 7 5800X3D or 7800X3D or 7950X3D / Core i7 13700K or Core i9 13900K(12900K)
GPU:RTX 4080 / RTX 4090
電源:1000~1200W(1600W:200V対応でない場合1500W動作)
 
VRAM 16GBが快適のラインと見ていて、RTX 3090があればVRAM使用量的には困りませんが、処理速度的に少し苦しくなってきます。 
この次の選択肢としてはRTX 4090やRTX 4080になるのですが、お値段が30万~/22万~となっており、いきなり導入するには躊躇する金額になると思います。
自分が何年ほど新しく導入する環境でこのゲームを遊ぶかどうかと相談してみて、値段÷利用期間で1日いくらくらいに計算するといかも知れません(?)
また、RTX 4000番台より新規に変わった点としては12VHPWRコネクタの融解問題が挙げられます。(2022.11.06時点で)NVIDIAより調査中の結果報告が出ていないので、人柱erになりたい方"以外"は様子見した方がいいと思います。
 
また、Radeon系GPUを検討する方もいると思いますが、HMDが対応してない場合もありますので、現在利用しているものと将来的に利用予定のものを確認の上購入する事をおすすめします。 
※Geforce非対応でRadeon対応というものは聞いたことないですが、Geforce対応でRadeon非対応というものがある為。
加えましてVRChatには関係ありませんが、レイトレーシングの世代がNVIDIA現行RTX 4xxxに比べて1世代古かったりします。

また、RTX 3090とRTX 4090比較で参考になる素晴らしい動画があるのでリンクを貼らせて頂きます。
※問題あればリンクを削除させて頂きます。


そして1番重要なことになるのですが...
どちらのパターンも共通で、CPUは1番高い奴かそのすぐ下のグレードを買ってください→現行最新のi9が厳しい場合はi7、1つ前の世代で見るならi9から検討(現行最新でない旧世代を考える場合は最上位)
騙されたと思ってIntelかAMD(Ryzen)の1番高い奴を導入しておけばその時点でそれ以上はありえない為です(自分を納得させる感)
※現行最上位でも10~15人ほどのインスタンスで全てのアバターを視界に入れたりするとCPUボトルネックになりだすので、予算と相談してくださいませ。

DDR4メモリが使える環境ですと、Ryzen 7 5800X3DはL3キャッシュ量が多く、ゲームパフォーマンス的に最新のRyzenやIntel CPUに肉薄する性能があるため、AM4マザーボードをご利用の方におすすめです(対応してるかはマザーボードの型番で検索し確認してください)
Intelの方ですと、第12/13世代CPUのi7とi9はPコアが同数となる為、i7でもほぼ同様なパフォーマンスが得られコスパがよいです(IntelであればPコアのみをVRCの動作に割り当てる為)
検索すると爆熱というワードがフォーカスされると思いますが、ゲーム中はCPU使用率が20~30%で、CPU自体の消費電力はデフォルトBIOS設定で使っても大したことなく、更にBIOS設定次第でかなり抑えることが出来るので、現状手持ちのDDR4メモリを使いまわしてパフォーマンスを向上させたい方にはどちらもおすすめのCPUです。
 
※重ためのソフトでVRC以外何も起動してない状態でタスクマネージャよりCPU使用率を確認してみて60%以上になってる場合はほぼCPUがボトルネックになっていると言えます


考える順序としては予算が大体いくらくらいなのかを定めてもらった上で、【CPU→GPU→電源容量/メモリ】の順番で考えてもらえれば幸いです。
 
ただ、ある程度快適に遊びたい場合は20万だと色々中古パーツとか入れていかないときついので、30万は見てもらった方がいいかもです...(円安キツイ
↑パーツ単位で言うなら最も壊れづらいのがCPUで、続いてマザーボードやメモリ、マイニングに使われている場合のグラボ(ファンが軸ブレして風が送れなくなる/メモリにあてがわれてるサーマルパッドの劣化による冷却不足)の順になります。
 
フリマやオークションサイトで購入する場合、CPUはリマーク品や中身が入っていなかったり、グラボはマイニング使用歴の記載がなかったり、その他パーツも完全動作確認が甘かったりする可能性があるので、なるべく実際に店舗を出してるPCショップさんに出向いて現物確認するかしてお考え頂いた方がトラブルは少ないと思われます(1週間の返品期間を設けているショップさんが多いです)
 
中古グラボ購入を考えている場合は、(使用期間はいくらでも噓をつける為)発売日がより新しいものであったり、ヒートシンクに白サビやバックプレート部などにサーマルパッドのオイルブリードがあるかないか(清掃で誤魔化せる点も注意)、手でファンを回してみて軸ブレしてるかどうかを確認するといいかもです。 
RTX 3000番台であれば、ELSAさんが出してるものは保証書があればレシートなしでも保証書に記載されてる期間から数えて保証期間に故障時のサポートが受けられるようです(要確認)
また、保証書があっても受けられない例で言えばドス〇ラさんで購入したものもあります(購入者本人しか受けられなかったはず???間違いあれば修正します。)
 
 
 
<現状のPCでも多少fpsの低下が防げるかも知れない対応策>
 
自分の環境でこれは有効だなと思ったものになるので、各々の環境においてはごめんなさい!保証しかねます。
VRCのメニュー画面より大体のfpsを確認する場合は、左上に表示されているfpsに+10~+15を加えた値が出ていると想定できるかも知れません(?)
正確な値を知りたい場合は、fpsVRなどの外部ツールの導入をおすすめします。


①Windows周りの設定
→なんか色々あるのでこちらのポストのツリーも見るといいかも知れません。
3行目にデバイスマネージャより各USBデバイスの電源管理→無効とありますがこういう感じです。
また、コントロールパネルより電源設定を高パフォーマンスにするといいです。
(USBセレクティブサスペンドがOFFになっているか合わせて確認)
Windows 10も11も使う前にやる事多すぎ問題ですね!

②NVIDIA Control Panel周りの設定
→ツイート画像だと【垂直同期】の項目がアプリケーション設定を利用となっていますが、垂直同期はOFF推奨です
(HMDの方にティアリング:波打ち現象が出る場合は、VRCウィンドウサイズが大体16:9のアスペクト比になっているか確認してみてください)
バーチャルリアリティ可変レートスーパーサンプリング(VRSS)は適応でもいいと思いますが、ワールドによって挙動がおかしい場合はオフにしてください。
 ※VRSS:視界の中央にスーパーサンプリングを強めにかけ、視界の端は弱めにすることでGPUリソースの節約をする機能の事
 
③SteamVR周りの設定
→これは結構効果的です!片目当たりの解像度については、 HMDに応じて設定するといいです(使用しているGPUによって同じパーセンテージでも設定解像度が変わる点に注意)
参考)VIVE Pro:1440×1600 / Valve Index:1440x1600 / VIVE Pro 2→2448×2448

④VRChatの起動オプション設定でCPUの使用するコア割り当てをつける
→内容被っててすみません。割と変わるので試して比較してみるといいかもです!
設定するといいかも知れない対象CPUとしては...
 
・AMD Ryzen 3000番台(1ccx:4coreのCPU)
例)コア数が8なら0/1/2/3、コア数が12なら0/1/2/3/4/5、コア数が16なら0/1/2/3/4/5/6
 
・AMD Ryzen 5000/7000番台の9コア以上のCPU(1ccx:8coreの為8core未満は不要)
例)コア数が12なら0~11、コア数が16なら0~15
 
・Intel 第12/13世代(パフォーマンスコアと省電力コアに分かれている為)
例)Pコアのみを割り当てるので0~15のコアを割り当てる

⑤VRChatのウィンドウを小さくする
→大体でいいのでアスペクト比が16:9になるように小さくします。
大体16:9にする理由ですが、自分の環境だと変なアスペクト比にするとHMDの方に酷いティアリング(波打ち現象)が止まらなくなったためです。
こちらを試すと、デスクトップ上での処理解像度が小さくなるのでfps低下が防げるかもしれません(?)
 
⑥GPUを2枚刺し or CPU内臓のグラフィックス機能を利用する
→メインのグラボにはVRChat.exeを全力で処理してもらうために、別途GPUを足したり内臓GPUを使うって話なのですが、ちょっとだけ設定が面倒だったり、Win 11とWin 10で設定出来る内容について多少違いがあったりします
こちらはハードウェアアクセラレーション等を他GPUに任せたら、メインGPUに全力で頑張ってもらえるという発想です。
Windows側でGPU処理を分けるのが不安定な場合、別途ディスプレイを追加し、そちらにブラウザやDiscordなどのハードウェアアクセラレーションを利用するアプリケーションを固めておくだけでも変わります。
 
参考になるかも知れない駄文こちら↓
 色々書いてるので、前後ポストを見てもらえたら幸いです。
 
BIOSよりCPUのクロックが下がらないようにする
→PC起動時にF2/Delキーを押下することに入れるBIOS画面で設定するのですが、各PCによって項目名が違ったり、最悪起動しなくなったりも出来るので、調べながら出来る自信があるとか慣れてる方はやってみてもいいかもです。
主に省電力機能を無効化したり、IntelだとPL1=PL2の値を同じにする、AMDなら動作クロックを固定するとかなので試して遊んでみると違いが見えるかもしれません(?)←効果あるかは保証できません! 

⑧(Intel第12/13世代限定)レジストリを修正しWindowsの電源設定に異種間ポリシー設定を追加する
→タスクマネージャを見てるとPコアを優先的に動かすようになりますが、パフォーマンス的にどれくらい向上してるかは未検証です!

 
 
 
暇つぶしに書いたので内容があっちこっち行って申し訳ないですが、気になる事あればTwitterやVRCの方で聞いてもらえればわかる範囲で答えさせてもらいます。
(自作やってみたいんだけどとかパーツ購入して自分で変えてみたいんだけど等)


2022年9月3日土曜日

Furutech変換プラグ比較試聴してみました

 使ってみないとわからない製品をまた紹介してみようかなと思います。
今回は標準フォンをステレオミニに変換するFurutechさんの変換プラグ三銃士になります。
あー、オーディオインターフェースとかのヘッドホン端子に刺すやつねとすぐ思いついた方に試して頂きたいです(モニター環境はすでにある為)
 
ケーブルとかプラグとか同じ金属なら変わるわけないじゃんって自分も考えてるのですが、その金属が変わったらどうでしょう...聴き比べてもはっきりわかるくらい違うんですよね。

(左から素材が違っています)
F63-SG:ゴールド \1,500
音質は市販されてる変換プラグ(Audio-Technica AT501CS等)と似ています。
変に味付けされてる感じじゃなく、以降の2つに比べるとマイルドな感じに聞こえます。

F63-S(R):ロジウム \2,000
F63-SGに比べるとかなり中高音がきれいめな音になります。
特にイヤホンで高音がキレイに鳴らしきれないものだとシャリシャリした感じになっちゃうかもです。

CF63-S(R):ロジウムカーボン \3,500
 ゴールドとロジウムを足したような音質になります。 
比較試聴だとロジウムタイプはあからさまに中高音が目立ったように感じましたが、1番バランスよく聞くことが出来ました。


とりあえず先に特徴を書いておきましたが、Fireface UCXにイヤホンだとEtymoticResearch ER-4S(P)とKZ ZEXとSennheisor IE 100 Pro、ヘッドホンだとAKG K701とAKG K550とK275で視聴してみました。
 
K701/K550のような元々中高音がキレイ目に聞こえるものにはゴールドタイプでバランスをとったり、ER-4S(P)のような低音の主張が抑え目なイヤホンにはゴールドやロジウムカーボンタイプを合わせてみるなどしてみても面白い感じです。
(音は足し算引き算の感覚で変わると思わないけど)


最近YouTubeでアンチ音響オタク的な検証を交えた内容の動画を上げてる方を漁っていて、各者大体共通してる結論が...
 
『ケーブルは同じ素材で同じ太さで同じ抵抗なら違いはない(ただし、シールド処理による違いはある)』

であれば素材が変わったらどうなるのって比較試聴を改めてしてみた感じでした。
いつも聞いてる音が違って聞こえるので、気分転換に試してみてはいかがでしょうか(?)

2022年8月24日水曜日

【数日使用レビュー】RME Babyface ProからRME Fireface UCXに変えてみて (+無線環境を構築した話)

 Antelope Discrete 4にするかUniversal Audio Apollo TwinにするかRME Babyface Pro(またはUCX)にするか悩んでいた時が懐かしいですね
3年ちょい前に買ってほぼ毎日頑張ってもらったBabyface Proに旅立ってもらいました
K&Mのスタンドと使ってました
買った当初はDAWボイチェンがメインだったので、TotalMix FXにエキスパンダーもコンプレッサーも要らなかったし、もし必要ならBabyface Proへ入力前にチャンネルストリップとか使ってやればいいと思ってました。
最終候補としてはBabyface ProとFireface UCXになったのですが、見た目がダサいという理由でUCXは見送りとなりその後...

今はどうでしょうか?DAW起動してCPUリソース喰われるのも嫌だし、そもそも起動するのが面倒だし...何の苦労もなくバ美声ポチッで起動してVRCやりたい感じです。
某海遊性大型魚みたいな名前の方の影響もあり(?)より広くバ美肉勢に認知されることとなったBabyface Proをバ美声で使う場合に気になる点を羅列していきます。


①TotalMix FXにノイズゲート(エキスパンダー)がない
これはもう致命的です。
どれぐらい致命的かというと、今日は暑いからクーラーの風を強めに...こんな事するともちろんファンノイズみたいなのが入ります。声を出してない時も入るので、VRCやってる時ももちろんずっと聞こえます。
バ美声の適応型ノイズ除去フィルタを使えよって思った方もいるかもしれません。
ノイズゲート(エキスパンダー)があれば無言時このようにならない上に、サンプルを長時間取得してもシュルシュルシュルって音は残りがちです。
 
自分はそれをなんとかするためにiSP Decimator IIとかRocktron Hush Proとか買いました。
iSP Decimator II(ピッカピカでカッコイイ)
どちらも優秀なノイズリダクション機材ではありましたが、やはりどちらも声質が劣化気味になります。これはiZotopeのリダクション系VST使ってもなる事なので、やはり無言時はノイズゲートやエキスパンダーで原音にほぼ影響がない形で音声をカットするのがいいと考えました。
このようなハードウェアをオーディオインターフェース前に追加する場合であれば、DBX 286シリーズを検討してみてもいいと思います。
マイクプリアンプ/エキスパンダー/コンプレッサー/ディエッサー/エンハンサーと1ch入出力ですが、必要な機能が搭載されてるため選択肢として有効です。
 
②TotalMix FXにコンプレッサー(レベラー)がない
これは音声入力時に大音量を入れないよう気を付ければいいレベルなので致命的ではないですが出力時に気になるケースがあります。
例えばYouTubeを見ているとします...自分は特に心霊系の動画を見る事が多いのですが、普段は音が小さいのにいきなり大きな音が流れたりとか当たり前のようにあります。
これをスピーカーで再現すると絶対に壁ドンが来ます。なので落ち着いて動画を見ることも出来なかったので年中ヘッドホン使ってました...
後々DBX 266XSという2ch入出力のコンプレッサーを使っていましたが、これも①のケースと同様にハードウェアを追加することが可能であれば検討してみてもいいと思います。 

※DBX 286とDBX 266を新品で買った場合は追加資金が4万円弱かかるので、エキスパンダーとコンプ目当てなら最初からUCXシリーズでよくない(?)となるのですが、今は中古UCX/新品UCX IIともに高騰してるので悩ましいところですね
(5年以上使うつもりなら安い年間サブスク代金だと思える声)

③バ美声→DAW→ループバックの順序で使う
無言時に音が鳴ってるのが気になるのであれば、バ美声の音声をDAWに入れてノイズゲートかければいいじゃないともなりました。
恐らくBabyfaceシリーズはこの使い方がいいんじゃないかと最終的になりましたが、DAWに割かれるCPUリソースも起動時のひと手間もかかります...VRCやる時に元気だったらいいんですけど、当時は疲労困憊してログインしてることが多かったのでそれすらもしたくなかったのを覚えてます。
ただし、バ美声からDAWに入れた音をモニタリングに回す場合は少なからず遅延が付与されます。自分にはこれが結構きつかったです。 (遅延を考慮するならBabyface Proに入力前にDBX 286シリーズを使うしかないでしょう。1ch入力のみですが...)
また、Babyface Proは本体の4in4outに別途ADAT対応機器を接続し+8in8out構成になってるので、本体のみでどうこうしようとするとすぐに入出力が不足しがちです。

④Equalizer APOを導入してノイズゲートをかける
サードパーティ製の仮想ミキサーが嫌でRME製品を導入したのでもはやアベコベですが、検索してみるとEqualizer APOを跨ぐ方法で利用されてる方もいるようです。(結果的に自分の環境では動作させることが出来ませんでした)
ただ、動作出来たとしてもマイク→TotalMix→Equalizer APO→Windowsカーネルドライバーの順番で流れるようで遅延が多少増えるようです...
こちらの方法を確立出来てる方がいればご教授願いたい限りなのでお願いいたします。

今時の2万円台のオーディオインターフェースってノイズゲートとか載ってたりしますよね?
でも、Babyfaceシリーズにはありません。せっかく高いお金を出して買ったのに、余計に機材を繋いであれこれするか、結局DAW使ってあれこれするしかないとなって、使えば使うほどあの機材ならこんなことしなくていいのに...という不満が少しずつ溜まっていました。

そんな折、Babyface Proを購入した当時に低価格帯でルーティングとループバックの自由度がそれなりにある製品が欲しいと言ってたら出てたので買いました。
Presonus Revelator io 24

結果的にFireface UCXとほぼ同じタイミングでの購入になってしまい、こちらが先に届いて試す結果になったのですが、こちらはインプットのみですがノイズゲート(エキスパンダー)/EQ/ローカット/コンプレッサー/リミッターがコンソールミキサー画面で適用できます。
久々にノイズゲート使ったけどこんなに感動したのはないんじゃないかってくらいでした。
無言時に何も音がしない...当たり前だけど当たり前じゃない機材だってあるんですよね。 

Babyface Proに入れる前にノイズゲートついてるオーディオインターフェースでも繋いで処理してからやればいいんじゃないかと考えた事もありますが、ハードウェアって繋ぐほど音痩せしていくんですよね...勿体ないと思ってしまいます。

そんなこんなでなかなか届かなくて半ギレ状態でしたが、大体今は設置してから数日ほど使ってみてます。
もちろんですが、先ほど羅列した①/②/③すべてをTotalMix FXで解決できるんですよね。
RME Fireface UCX(交換ノブ届くまでRoland製品のゴム足つけます)
 当時はマイクプリアンプやイコライザーやらエキサイターやらコンプレッサーやらの実機を周りに飾ってたので気にならなかったんですが、引っ越しの時に思ったけどめちゃくちゃスペース取ってたんだなって教えられたんですよね。
今の自分はせっかく高いお金出すんだから、対症療法的にああすればこれもできるをやるのは嫌だなと考えてます。元々できるけどハードウェア足しても出来るよなら納得できます。
Expander/Complessor/Levelerあり

長々と書いてますが世のボイチェンおじさんへ
「BabyfaceシリーズじゃなくてFireface UCXシリーズを買ってください」
DBX 286シリーズだったりハードウェア足してあれこれするのもいいけど、周りにものが増えるといやだって人は特に。

ここまで機能的な面しか触れてなくて音質はどう変わったの?と思われた方もいるかも知れません。
基本的にRMEの分離感高めの解像度の高い音質で、ヘッドルームが狭くなったなとか定位がブレるとかはほぼ感じません。また、Babyface Proに比べてFireface UCXの方が低音が聞き取りやすいです。そして、中高音に関してはBabyface Proの方が立ち上がりすっきりしてる印象になります。
音質の感想なんて正直当てにならないので、実際の店舗に行って聞いてみるのが一番です。
旧世代機と言っても当時のハイエンド製品なのでめちゃくちゃ悪いってわけでもなく、初見の感想はBabyface Proとほぼ変わらんなでした。
 
 
こういう製品を購入する際、どうしても最新世代のSteadyClock FS搭載じゃないと嫌だとか現行最新Fireface UCX IIじゃないと嫌だとか中古は絶対に嫌だとか仰る方もいると思います(RME製品の無償保証は1年)
ただ、自分はRolandのUA-101/UA-4FX/FA-66/Quad-Capture、RMEのBabyface Proと使ってきましたが壊したり壊れた機材がひとつもないです(電子機器なのでもちろん寿命はあります)
 
中古で買えとは言わないけど、中古でしか買えない機材もあるので飲める方は中古の初代UCX(または高騰してるUCX II)いいんじゃないの?という記事でした(個人売買が嫌なら楽器店経由で買うとか)
 
そして、RME製品が高騰しているのもあり9万弱で買ったBabyface Proを8万ちょいで売ったので、手元からは2万円しか出してないです(中古ノブ折れUCXは10万でした→交換部品あり)
たった2万円払うだけで数年あれこれしてたのが解決するんだったら最初からそうしておけばよかった...解決方法がわかっているのに踏みとどまっていた自分は何をしてたんだろうという反省でした。

VR x ボイチェンに関するクソ長い記事も投稿してるので、VRはやらないけどボイチェン興味あるとかやってみてる方いましたら読んでいただけると幸いです。
そして、ボイチェン何もわからないおじさんなのでコメントやTwitterで何かツッコミあればして頂けると嬉しいです。

将来的なオーディオインターフェース道のゴールとして、UCXを導入することもBabyface Pro購入後1年くらいが経過してから想定してましたが、もっと早めにやってもよかったと思ってます。
見た目ダサいとか言ってた自分を1万2千回殴っておきます。そして今度オーディオインターフェースを買うことがあるとすれば、UCXが壊れた時にUCX IIにしようかなと思います。
RME以外にも同等なルーティング機能を搭載した製品が出回ることを願うばかりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


(2022.08.29)追記
Fireface UCXのCoaxial出力からSennheiserのBluetoothトランスミッター(送信機)にデジタル接続し、同社IE 100 Pro(+BT Connector)で使ってみました。
CoaxialからS/PDIFへの変換はAmazonに売ってた謎メーカー製品を使用しています。
Sennheiser IE 100 Pro (イヤーチップはSpinFit CP800)
KZ ZEXとの比較ですが、音質はかなりフラットでイコライザを弄ることなく聞ける感じです。ドンシャリ系が好みの方はZEXの方が好きかなと思いますが、低音~中音~高音までフラットな感じで解像度高めの音が好きなのでこちらの方が使いやすそうです(KZ ZEXの方はイコライザで調整して使えます)
 
Sennheiser BT T100というUSBから電源をとるタイプのBluetoothトランスミッターを使ってますが、安定して低遅延で使用できており、ほぼほぼ有線と同じ感じで動画鑑賞出来る感じです(Mixは難しいと思われます)
バ美声で利用した場合は(感覚的に)50ms遅延のLittle Alter Boyよりは遅れる感じです。
Amazonでよく販売されてるバッテリー内臓中華トランスミッターにありがちな無音時に音が完全にミュートされることはないです。
Sennheiser BT T100
IE 100 Proの方はコネクタの形状が上位機種のIE 400 Pro/IE 500 Proと同等なようですので、とりあえずお試しでバンドルセットを購入してみて気に入ったらそちらも手にしてみるといいように思いました。

Babyface Proの場合だとデジタル入出力はS/PDIFのみなので、デジタルでトランスミッターと接続する場合はADAT接続が不可になってしまいますが、UCXシリーズはS/PDIF以外にもデジタル入出力を備えているので、ADAT環境を構築しながらトランスミッターとデジタル接続が出来るので非常に助かりました。